&create ネタ落とし場
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3年だ。とても長い3年だった。
私は、やっとの思いで逃げてきて、この村に落ち着いた。
なのに―――こんなに簡単にっ!
「んで? なんだよ、こんなとこに呼び出して」
「こんなとことか言うな。ここは俺の行きつけの店だ」
「んなことは聞いてない。早く用件を言え」
「まあそう急かすな。まだ食べてる」
「……私は暇じゃないんだ、早くしてくれないか」
「そう怒るなよ」
「…………」
「で、用件なんだかな?」
「ああ、なんなんだ?」
「お前も一応だが、年ごろの女だろう?」
「一応、ってとこが気に障るが。そうだな」
「お前に、見合い話がきた」
「…………悪い、耳が悪くなったみたいだ。もう一度言ってくれ」
「だから、お前に見合い話が……いや、結婚話がきた」
「……なんで??!」
「なんでも、かの有名な家柄の坊ちゃんがな? お前を一目見て気に入ったんだと」
「だからなんで??! どこで??! つかどこの家のやつだ?!!」
「んなこと俺に聞くなよ。俺は親父からお前に伝えろって言われただけだ」
「なんで親父さんが!」
「さぁ? 村長だからじゃねえか?」
「お前、『見合い話』を『結婚話』に言いなおしたよな……」
「ああ」
「まさかとは思うが、しょ、承諾したってことか……?」
「じゃなかったら、お前をここには呼んでないな」
「……は? それどういう」
「さーて、ごっそーさん! じゃあな、頑張れよジニー」
「は? お、おい!」
「はじめまして、のほうがいいでしょうか? ねぇ……ラシェル嬢?」
振り返った先には、見知った男が私を見ていた。
―――真っ黒な紳士の笑みをたたえて。
==========
初のギャグ、です。(ってか長っ
舞台は欧米。
ここから話が展開していく、予定。
書いておかないと設定を忘れそうだ……。
主人公(女)はお嬢様か使用人。ジニー偽名、ラシェル本名。男は執事か坊ちゃん。
あーぁ、忘れてしまいそう……。
これもやれたらいいな、と思う企画ネタです。
雨宮奈依
私は、やっとの思いで逃げてきて、この村に落ち着いた。
なのに―――こんなに簡単にっ!
「んで? なんだよ、こんなとこに呼び出して」
「こんなとことか言うな。ここは俺の行きつけの店だ」
「んなことは聞いてない。早く用件を言え」
「まあそう急かすな。まだ食べてる」
「……私は暇じゃないんだ、早くしてくれないか」
「そう怒るなよ」
「…………」
「で、用件なんだかな?」
「ああ、なんなんだ?」
「お前も一応だが、年ごろの女だろう?」
「一応、ってとこが気に障るが。そうだな」
「お前に、見合い話がきた」
「…………悪い、耳が悪くなったみたいだ。もう一度言ってくれ」
「だから、お前に見合い話が……いや、結婚話がきた」
「……なんで??!」
「なんでも、かの有名な家柄の坊ちゃんがな? お前を一目見て気に入ったんだと」
「だからなんで??! どこで??! つかどこの家のやつだ?!!」
「んなこと俺に聞くなよ。俺は親父からお前に伝えろって言われただけだ」
「なんで親父さんが!」
「さぁ? 村長だからじゃねえか?」
「お前、『見合い話』を『結婚話』に言いなおしたよな……」
「ああ」
「まさかとは思うが、しょ、承諾したってことか……?」
「じゃなかったら、お前をここには呼んでないな」
「……は? それどういう」
「さーて、ごっそーさん! じゃあな、頑張れよジニー」
「は? お、おい!」
「はじめまして、のほうがいいでしょうか? ねぇ……ラシェル嬢?」
振り返った先には、見知った男が私を見ていた。
―――真っ黒な紳士の笑みをたたえて。
Fake!!!
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初のギャグ、です。(ってか長っ
舞台は欧米。
ここから話が展開していく、予定。
書いておかないと設定を忘れそうだ……。
主人公(女)はお嬢様か使用人。ジニー偽名、ラシェル本名。男は執事か坊ちゃん。
あーぁ、忘れてしまいそう……。
これもやれたらいいな、と思う企画ネタです。
雨宮奈依
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